懸恋-keren-
超短編
2002年4月24日水曜日
自分を落としてしまった話
月が月を落とした。
彼は落ちるつもりではなかったのでとても驚いた。
彼も落とすつもりではなかったので戸惑い、焦った。
月に向かっていた。「よかった」と思った。
ぶつかる瞬間、月はゆがんだ。
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