懸恋-keren-
超短編
2008年2月17日日曜日
こわいかもしれない
キミは相変わらず19歳のまま、すると僕もやっぱり19なんだろうか。
今なら言える。でも、とにかく、今は、キミに触れたい。
ないしょ話をする振りをして顔を近付け、頬擦りをした。
こんな簡単なことが、どうして出来なかったんだろう。
それは僕が、12歳のまま19歳になった、28歳の夢だからだ。
覚めなければいい、そう思っている時点で、覚醒はとっくに始まっている。
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