懸恋-keren-
超短編
2007年9月28日金曜日
九月二十八日 お風呂に入ろう
ハウライトのリングは、まるで借りてきた猫のようにそわそわしていた。わたしも少し緊張していたのかもしれない。
家に帰って、お風呂に一緒に入ったら、ずいぶん馴染んだ。
「なんで連れて帰ったの?」とリングが聞くから
「そりゃあ、かわいいからに決まってる」と答えたら、ハウライトは白くなって照れた。
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