いつもの自動販売機でたばこを買うと、知らないたばこがでてきた。
大きめの箱は青墨色、「SILVER MAN」と明るい鼠色の文字で書いてあった。
「外国のたばこがまぎれたのだろうか」
怪しいと思いつつ、好奇心もあり、そのまま持ち帰った。
早速たばこを開けようとした時、チャイムがなった。
「あぁ あなたは」
『スターダスト』で顔馴染みの男だ。
「私のたばこを返してください」
「あれはあなたのものでしたか!しかし、せっかくなので私にも味見させて下さいよ」
「それでは、今夜はあなたが月になってください」