2002年10月28日月曜日

A MEMORY

ちっちゃな黒猫を見つけたので、追いかけてみたんだ。
そいつは時々こちらを振り返って「ニャ」って言った。
「ついておいで」と言っているような気がしたんだ。
どんどん周りは知らない景色になった。でも怖くはなかった。
黒猫はいつのまにかいなくなってた。
覚えているのは、ただただ、お月さまがまんまるででっかくて眩しかったってことだけ。
どうやって家に帰ったのか、わからない。
そんな思い出。