懸恋-keren-
超短編
2002年10月22日火曜日
投石事件
あんまり石が降るので傘を差した。
しばらく歩くと兎が石を投げているのにでくわした。
「原因はキミか。あぶないじゃないか。」
「そんなことないよ。ただのキャッチボールだ。」
「キャッチボール?一人で?石で??なんてこった!」
ガッチャーン!
「コラァ!」
兎の姿は既になく、
雨でもないのに傘を差した背広姿の男が説教されたのだった。
ナンテコッタ。
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