2021年11月3日水曜日

かぼちゃ #ノベルバー day3

 ハロウィーンから数日後、大王の亡骸がそこかしこに転がっている。多くの者は見て見ぬふりで弔おうとはしない。子供の頃、毛布が四六時中手放せなかった者だけが、その亡骸を煮物にするか、畑に植えるか迷う権利を持っている。