「どれか買うのやめますか?」
「お金を全部出してみてください」
だが、おじいさんは小銭入れを指でかき混ぜる動作をするばかり。レジを待つ人の行列がだんだんと長くなる。
そこへ現れたのはこのスーパーの警備員のおじいさん。警備員のおじいさんは、ポケットから機械油を出して、フリーズしたおじいさんの鼻の穴にプシュっと差した。
おじいさんはやおら動き出し「これ、やめるよ。それで足りるかな」とトイレットペーパーを指さした。
無事に支払いを終えたおじいさん、「さっきはサンキューな」と、ポケットの中から機械油を取り出して、警備員のおじいさんの耳の穴にプシュっと差した。