新しい腕時計が馴染まない。誕生日に貰った腕時計だ。
いくら調節してもきつく、左腕が次第に重くなってくる。
家に帰り、腕時計を外した瞬間に深い溜息が出た。
八重歯が印象的な女の顔を思う。誕生日プレゼントなど貰う義理などない相手だ。何故、こんな高価なものをくれたのかわからない。
痛む左手首を擦りながら、気が付いた。歯形が付いている。プレゼントをやっていたのは俺のほうだったようだ。
うーん、時計である意味が薄いな。まぁいいや。時々吸血ものを書いている気かする。いくつあるんだろう。
さて。本日、懸恋は…(数え中)…たぶん8歳になりました。びっくりびっくり。
相変わらず向上心が欠落しておりますが、ともかく呑気に書き続けようと思っております。
私も歳を重ねました。そろそろ己の醜さをぽへぇーと観察したいです。