懸恋-keren-
超短編
2006年3月26日日曜日
気配りする鼻
このご老体の鼻は鳥の止まり木である。
夜の帳が降り、鳥たちが飛び立つと、ご老体とその鼻は、ようやく一息つくのである。
There was an Old Man on whose nose
Most birds of the air could repose;
But they all flew away
At the closing of day,
Which relieved that OldMan and his nose.
エドワード・リア『ナンセンスの絵本』より
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