懸恋-keren-
超短編
2004年4月28日水曜日
は
春の晴れた日、ハミングしながら原っぱを走っていると、ハシゴがありました。
果てしなく続きそうな長いハシゴを昇りきると旗がありました。
旗を取ると初恋の人が現われて「おめでとう。一着だよ」と言ってくれました。
初恋の人には羽が生えていました。
二人でハラハラしながら墓に入りました。
墓に入るのは初めてだったので恥ずかしかったです。
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