懸恋-keren-
超短編
2004年4月21日水曜日
ど
「どれにしようかな」
泥棒が選んだのはどっしりとした銅像。
「どっこいしょ・・・・アタタタ」
ドジな泥棒ギックリ腰。
ドシンと銅像落っことした。
ドタバタ家の者が出てきた。
「どちらさまで」
堂々とした家の主。
「泥棒です」
泥棒ドキドキ。
「どうやらそのようですな。どうしてもその銅像がご入り用で?」
「ど、どうしてもというわけでは、へっへっへ」
「どうでしょう?ドリアを食べて行きませんか?」
どうやら腹が減っていた泥棒と、泥棒されそうになった主はドリアをどっぷり食べた。
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