懸恋-keren-
超短編
2004年4月15日木曜日
つ
お月さんがつれない。
連れ合いのお鶴さんがツンツン突いても、つねってもつっけんどん。
次から次へつまらないものが作られていくことにお月さんは疲れていた。
次の日お月さんはツクシを、お鶴さんはツバキを見付けた。
つまり、つらいことはなくなった。
愛を貫く辻褄は整ったのだ。
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