懸恋-keren-
超短編
2002年3月28日木曜日
A MEMORY
あぁ、そうか月の光はこんなにも明るかったんだ。
山の端が、白い。
昼間よりも美しい影が、空へ昇っていきそうだ。
祖先はきっと、こんな晩に旅したのだろう。
眩しすぎる満月に感謝しながら。
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