2026年6月25日木曜日

暮らしの140字小説71

 六月某日、雨。今季食べ損なっていた空豆を、やっと求めることができた。莢は小振りだが、中の豆は思ったよりずっと立派で行儀よく二つずつ並んでいた。旨い。昨年は莢に包まれ眠る夢が叶ったが、こんなに小さい莢では望みは薄いと思いきや、枕用の空豆だった由。青い空豆の香りいっぱいの中で眠った。