懸恋-keren-
超短編
2017年1月5日木曜日
一月五日 午睡
午睡中、耳に息を吹きかけられた。
何者かの思念が言葉となり文字となり、私の脳内で映像化されたが、生憎、私と何者かは種族が異なるようで、その文字を理解することはできなかった。
続いて、何者かは私の右頬を熱心に舐め始めた。痛い。まだ眠っていたかったが、ここで目を開けた。
何者かによる攻撃は、今日も意味が分からない。
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