超短編
ミイラに添い寝していた猫は、盗掘者のせいで心地良い眠りから覚めてしまった。
ずいぶん抗議したけれど、盗掘者はまさか3000歳の猫とは知らない。
とうとう猫は盗掘者の飼い猫となってしまった。
まあ、起きているのも悪く無いかな、もう3000年くらいは。とひなたぼっこをしながら考えている。