懸恋-keren-
超短編
2012年12月27日木曜日
櫛
髪を梳かしているそばから、櫛の歯がどんどん欠けていく。
どうりで今日は髪が梳かしにくいわけだ、と鏡を覗きこんでみれば、髪の毛が針になっているのだった。
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