超短編
そこは象の背中の上だった。「おはよう」と、象は鼻をこちらに伸ばして挨拶してくれた。
「ぼくはどうしてきみの背中に乗っているんだろう?」
象は「まあ、いいさ」とでも言うように、ゆっくり歩いている。明日はキリンかもしれないな。
こうしてぼくは毎朝違う景色を知る。
#twnvday 9月14日ついのべの日 お題「目覚め」