懸恋-keren-
超短編
2012年3月27日火曜日
夕暮飛行
夕焼けの雲海は、刻々と色が変わるから、次々と絵の具を出さなくちゃならない。
僕は飛行機の窓におでこをぶつけながら、何枚も空と雲の絵を描いた。
小さなパレットの絵の具が混ざり合って真っ黒になった頃、夜間飛行。
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