2011年6月1日水曜日

鳥の裁判

子供が喧嘩をしていれば、インコがどこからともなく飛んできて、
「有罪!」「無罪!」と言う。
「有罪!」と言われた子供は、「ごめんなさい」を言う約束だ。
「無罪!」と言われた子供も、「ごめんなさい」と言う約束だ。

「有罪!」と言われた子供は、インコを頭に乗せて家に帰ることができる。
インコは母にも父にも見えないが、落ちた羽は見える。
羽を拾ったその手で、子供の頭を撫でる。
インコは「よいこよいこ!」と言う。