2026年1月31日土曜日

#冬の星々140字コンテスト「天」投稿作

長年の宿敵が不慮の事故で星になったと知り、ひどく落ち込んだ。それでも討ちたい。あれを星にしていいのは私だけだ! 満月の陣太鼓を打ち鳴らし、鋭く研いだ細い月で天を斬り裂き、弓張月に麻弦を張って氷の矢を何百と放った。そのうちの一矢が奴に当たったようだ。流星群が幾夜も続いているから。