2016年10月14日金曜日

Q戦円

九千円、と脳内で呟こうとするが、どうしても旧線円とかQ戦円とかになってしまう。
千円、二千円、三千円、と数えていっても、キューセンエンで、止まってしまう。キューセンエンだけそれまでとは異なる語感になり、異分子なのではないかと訝しく思い、ついにこの世に九千円などというのは存在しないのだという結論に至る。だいたい、財布に千円札が九枚入っていたことなんてあるだろうか。いや、きっとない。だからキューセンエンはQ戦円が正しい。