懸恋-keren-
超短編
2013年4月22日月曜日
お迎え
僅かながらの小銭を握りしめて出て行ったままの私をそろそろ迎えに行かなくちゃならないけれど、七歳の私が何が欲しかったのか、もう思い出せない。今なら、買ってあげられるはずなのに。
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