懸恋-keren-
超短編
2002年7月9日火曜日
無題
目覚めると、周りには何もなかった。
俺は裸で布団もなかった。窓の外は霧で何も見えない。
きのうまでの記憶もない。
目の前には、ただ一杯のコーヒーがあるだけだった。
コーヒーは湯気がたっている。そうだ、俺はまだ生きている。
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