懸恋-keren-
超短編
2014年12月10日水曜日
十二月十日 職人
右手に刷毛を、左手に竹棒を操る。
「職人になった気分でしょう?」とおだてられ、良い気分になった。
すると、調子に乗るなと言わんばかりに、刷毛の毛がズズズと伸びた。
腰を抜かした。
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