超短編
六角の小箱を開けると小さな紅白玉が詰まっている。
宙に投げると、パカっと二つに割れた。なにやらおめでたい。
なかなか落ちてこないので、どうなるだろうと上を向いて眺めていたら、
突如、急降下。私の口の中に落っこちてきた。
たちまち蕩ける。ほのかに甘い。