懸恋-keren-
超短編
2010年6月27日日曜日
ビー玉
陸橋に向けてかざしたビー玉に映る電車の速度は、思ったよりゆっくりだった。
キラキラと曲面を走る電車は、僕の行きたいところに連れて行ってくれるような気がするのだけれど、ビー玉の中に入る方法が、わからない。
次の投稿
前の投稿
ホーム