2016年4月21日木曜日
2016年4月12日火曜日
四月十二日 笛吹き男とHello, Goodbye
公園で横笛を吹くおじさんは、身なりは立派なのに傍らに汚れたツギハギだらけの巾着袋をたくさん置いている。
若い娘が、ビートルズを歌いながら、おじさんと巾着袋の前を通り過ぎていった。おじさんの横笛が奏でるメロディーはビートルズではないし、娘の歩く速度は、ちっともSay,goodbyeではない。
若い娘が、ビートルズを歌いながら、おじさんと巾着袋の前を通り過ぎていった。おじさんの横笛が奏でるメロディーはビートルズではないし、娘の歩く速度は、ちっともSay,goodbyeではない。
2016年4月6日水曜日
2016年4月1日金曜日
四月一日 歯医者へ
歯医者に行ったら、歯の神経を抜くことになった。
「なんとか神経を抜かずに済みませんかね?」と懇願したが、無理なようだった。
「もう神経は死んでいますから、取ってしまわないと大変ですよ」
「本当にもうダメになってるんでしょうか、この歯の神経は」
「ええ、これはもうダメです」
そういって、医者は私の歯茎に麻酔を打ち、施術を始めた。
「こりゃどういうことだ」と医者が呟く。
「ろうひゃひまひたひゃ(どうかしましたか)」
「死んだはずの神経が踊っている、こんなのはみたことがない」
疲れた顔の医者に、「その神経は、死んだふりをしていたんでしょうか、それともゾンビだったんでしょうか」とは聞けなかった。
「なんとか神経を抜かずに済みませんかね?」と懇願したが、無理なようだった。
「もう神経は死んでいますから、取ってしまわないと大変ですよ」
「本当にもうダメになってるんでしょうか、この歯の神経は」
「ええ、これはもうダメです」
そういって、医者は私の歯茎に麻酔を打ち、施術を始めた。
「こりゃどういうことだ」と医者が呟く。
「ろうひゃひまひたひゃ(どうかしましたか)」
「死んだはずの神経が踊っている、こんなのはみたことがない」
疲れた顔の医者に、「その神経は、死んだふりをしていたんでしょうか、それともゾンビだったんでしょうか」とは聞けなかった。
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