懸恋-keren-
超短編
2016年3月10日木曜日
三月十日 少年と猫
スケートボードに乗った少年が、猫に挨拶する。
「おはよう!」
もうすぐ午後三時である。続けて少年は猫に言う。
「いい天気だね!」
空を見上げれば、低い雲。今日は三月とは思えない寒さだし、明日は雪の予報だ。
私だけ、違う世界に居るのやもしれぬ。
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