大雪である。季節外れの雪の中、近所のパトロールに出かけた。雪の日にパトロールに出かけるのは私の恒例である。たとえ季節外れでも欠かすことはしない。
雪はどんどん降る。途中で、シロクロの野良猫と一緒になった。彼(たぶん雄猫)も同じく雪の日のパトロールだそうだ。我々はしばらく共に歩き、雪の降り方と人の足跡と猫の足跡を確認し合った。
私は彼の黒い模様を褒めた。「君の身体は雪の日にとても美しく映える」。彼は私の青い傘を褒めた。側溝に入ると言う彼と別れて、私は家に戻った。青い傘についた雪は、なかなか解けなかった。