空は蒼白に染まっている。
ここにはそっくりな塑像がいくつも揃っている。
そびえたつ塑像は騒々しく、そよ風の損傷は底知れない。
それゆえ空模様はそぞろで争乱は絶えないが、総帥はそっけない。
某は爽快な蒼穹の下で即席の素麺が食べたいだけなのに。
2004年3月30日火曜日
2004年3月27日土曜日
2004年3月26日金曜日
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2004年3月5日金曜日
かぼちゃ
「かぼちゃ風呂か。珍しいな」
他に客はいなかった。
気ままな一人旅で、温泉や浴場を見つけては入った。
「いらっしゃいまし」
「え?」
「かぼちゃですよ、旦那」
「ひぇー、かぼちゃが口をきいた」
「まま、そんなに驚かないで。不思議な体験も、一生に一度くらいようござんすよ」
かぼちゃはなかなかいいテノールの声だった。その声に誘われて湯に浸かった。
かぼちゃはどこからか酒を持ってきて、私に勧め、その声でこの風呂の歴史を語った。
その後、私の背中を流した。
私がそろそろ上がる、と言うと、お土産が外に置いてあるから、と言った。
脱衣所のカゴには私の荷物の上にパンプキンスープの缶が載っていた。
寂れかけた風呂屋に似合わないハイカラな品に、吹き出してからハッとした。
風呂場に戻ると、かぼちゃは居なくなっていた。
他に客はいなかった。
気ままな一人旅で、温泉や浴場を見つけては入った。
「いらっしゃいまし」
「え?」
「かぼちゃですよ、旦那」
「ひぇー、かぼちゃが口をきいた」
「まま、そんなに驚かないで。不思議な体験も、一生に一度くらいようござんすよ」
かぼちゃはなかなかいいテノールの声だった。その声に誘われて湯に浸かった。
かぼちゃはどこからか酒を持ってきて、私に勧め、その声でこの風呂の歴史を語った。
その後、私の背中を流した。
私がそろそろ上がる、と言うと、お土産が外に置いてあるから、と言った。
脱衣所のカゴには私の荷物の上にパンプキンスープの缶が載っていた。
寂れかけた風呂屋に似合わないハイカラな品に、吹き出してからハッとした。
風呂場に戻ると、かぼちゃは居なくなっていた。